新年登山 “井原山水無集落跡地を巡る”コース

期  日   2022年01月16日(日) 小雨のち曇

【参加者 ・ コースデータなど】  

  • 「シシ鍋係」    2名
  •  ①コース 

   参加者   4名

   コースタイム等  野河内渓谷駐車場7:55発~鉄塔尾根8:08~稜線~水無第二鍾乳洞10:14~水無集落跡地10:34~野河内渓谷駐車場11:20 着

  •  ②コース  

参加者   14名

コースタイム等  野河内渓谷駐車場8:00~稜線合流9:08~川原山10:10~水無集落跡10:5~野河内渓谷駐車場11:30着    距離≒9.2km、 累計標高差≒650m

③ コース  

   参加者   4名

   コースタイム等  野河内渓谷駐車場 8:44発~野河内林道~室見川橋分岐~旧道及び散策路

              ~旧水無村集落跡地~野河内渓谷駐車場 11:27着    距離≒6.6km

④ コース  “コンパスによる読図山行” 

   参加者   2名

   コースタイム等  野河内渓谷駐車場8:00発~飯場山10:30~川原山11:00~水無集落跡地 11:45野河内渓谷駐車場12:30 着

【コメント&感想  ①コース】 

 久しぶりの山登りは雨の中の出発となりました。このコースは初めて登りましたが、前半は結構な急登でしたので結構きつかったです。雨の中の山行で寒かったため、途中の水無集落跡地もすべてスルーし下山しました。下山後の冷えた体に暖かいイノシシ汁が、とてもおいしかったです。ごちそうさまでした。

【コメント&感想  ②コース】  

 雨の山行。気持ちが沈むがイノシシ汁を楽しみに登る。前夜の雨で道がぬかるみ、滑りやすいところもあったが みなさん(特に女子!)元気におしゃべりをしながら完歩。おいしいイノシシ汁と焼き芋をいただき今年もたくさん楽しく山に登れそうな予感がした。事故のない一年にしたい。

【コメント&感想  ③コース】 

足に自信がなかったのと水無集落跡地に興味があったので、このコースをえらびました。水無集落旧登山道は「背振山、2万5千の地図」で、野河内渓谷の水無鍾乳洞近くの川に沿った点線の道の部分です。

「室見川橋」の手前で右に折れる道に、新しい案内板ができていました。「水無集落旧登山道整備プロジェクト」で作られたものです。このプロジェクトにずっと関わっていたリーダーの話は、ものすごく詳しく、感心しました。住居跡地はきれいに片付けられていました。雷山小6年の鍛錬遠足で水無鍾乳洞へ来た62年前は、茅葺屋根の家があり、小川を挟んで田んぼが広がっていたという光景を今も鮮明に覚えている人の話が載った糸島新聞を見せてもらいました。住居跡地は「のづら積」という石垣の上にあり、小川に下りる途中の、ちょっとした平地の大きな木の根元には、農業用の石油発動機が、田んぼが広がっていたという草地にある大きなグミの木の下には、耕運機の残がいがありました。どちらも昭和を感じるものです。私も糸島新聞の記事の人と一緒くらいの歳で、タッタッタと力強い音を立てて脱穀機のベルトを回している農業用発動機のことは、よく覚えています。余談ですが、くまさん「篠原勝之」の「骨風」という短編小説集にこの発動機の話があります。

リーダーから住居跡地のもみじの紅葉や色々の草花、山梨やグミなど実のなる木の話を聞き、別の季節にも行ってみたいと思いました。

帰りは周回コースで、現在のルートに合流して 「室見川橋」の方へ下りました。途中、最近の豪雨で道が十数メートルにわたって崩落している所がありました。ガードレールが支柱を何本もつけたまま空中に浮いている様はすごいものです。出来て数十年の現在のルートは被害が深刻なのに、旧登山道はほとんど無被害でした。

最後に水無集落旧登山道を整備された方々や新年登山を企画し、イノシシ汁や焼き芋などをお世話してくださった皆様、ありがとうございました。

【コメント&感想  ③コース】

当日はあいにくの小雨でしたので、登山は中止で鍋だけかと、不埒な考えが頭をよぎりましたが、駐車場についてみると先発隊は既に出発していました。早速、我々も雨に備えてカッパを着こんで、リーダーを先頭にいざ出発。リーダーは、何度も熱心に整備のボランティア活動に励まれただけあって、詳しい説明をしてくださいました。ボランティアの皆さんで、道や小川の整備をされたことや、手作りの道標をみんなで立てたこと。水無には昔、村があったことや最後の村民だった80歳を超えるおばあさんの生活のこと、また道中に置かれていた昭和30年代の発動機のこと、倒れた石碑の「猿」の字が「けものへん」ではなく「てへん」になっていること、そして木々のこと等々、素晴らしいガイド登山でした。特におばあさんが一人、小さな穴の中で暮していた事実は衝撃的でした。

ルート上には、ボランティアの皆さまのお陰で広場のように整備された場所がありました。これは春や秋にお花見やバーベキューを企画した登山が催せるのではないかと思いました。リーダーのお陰で情報がてんこ盛りの楽しい山行でした。

下山後は、出来立てで、とてもおいしい猪鍋とお手製の焼き芋が、おなかを満たし、冷えた体を暖めてくれました。食事を担当していただきました方々、本当にありがとうございました。新年早々、いいことずくめの山行でした。

【コメント&感想  ④コース】  

 リーダーからコンパスと地図の読み方を習いながら登る。最初は藪漕ぎ。なんとリーダーはマイ鉈で倒木の枝を掃いながら、獣道を登っていく。たくましい!ようやく尾根に出て、コンパスを片手に「いまどこにいるのかな?」と予測しながら歩くのは楽しかった。リーダーのコンパスの読み方は、①コンパスを地図の磁北線沿いにあて、②コンパスの赤矢印をN極に合わせるという手間を省くことができる。マイナールートには有効なやり方だ。渓流沿いに集合場所へ向かっていると、お腹がグウグウとなり、「早く暖かいイノシシ汁を食べたいな」と思った一日であった。

水無集落跡地
下山後渓谷駐車場横でシシ鍋

九州オルレ(第七回) 筑豊・香春 コース

期  日   2021年12月15日(水) 晴
参加者   6名

登山コース

JR採銅所駅 9:45 発~矢山の丘登山口10:00/04~青春の門10:08~夫婦杉10:15~矢山の丘 10:23/29~御長生金山跡 ??~御長生の滝10:46/50~車道合流10:51~神間歩公園11:00/05~柿畑~JR交差(トンネル)11:11~珍竜軒(ラーメン)11:16~甘木橋11:20~見晴らし展望台11:35/12:05(昼食)~竹林12:07~六十尺鉄橋展望台12:26/28~道の駅「香春・わぎえの里」12:40/50~鏡山火薬庫跡12:52~万葉公園~小富士山・愛宕山 登山口12:56~ふくろう岩展望所13:09/11~貴船神社13:18~上高野観音寺13:22/23~「標識」香春岳13:33~オルレカウンター13:39/40~高野口(時計台)13:44~伊能忠敬13:47~元光願寺の大クス 13:50~延命地蔵尊13:52~香春神社14:10/20~香春小学校~跨道橋~役場~JR香春駅 14:40 着

■正味歩行時間(休憩含まない)     3時間40分
■行動時間(休憩含む全行動時間)   4時間55分    
■距離  約12.1km   
■累計標高差 ∔515m、 -565m

前回の奥豊後コースと同様に、ゴール地点(JR香春駅)からスタート地点(JR採銅所駅)までJRの旅を楽しんだ。大正4年築造の趣ある駅舎を出発。「JR八幡駅~牛斬山ロング縦走」の時歩いた道の一部を逆歩し、矢山の丘登山口で衣服調整。予報では最高気温が15℃、暑くなりそうだ。竹林の中、青春の門や夫婦杉を見ながら標高差150mのジグザグ道を登る。一汗かいて矢山の丘に到着し、愛の鐘を鳴らす。採銅所地区を展望の後、下山。登山道の左手は竹林で、太さ20cmの竹も見られた。御長生金山跡を見逃し直ぐ下の水量の少ない御長生の滝を見る。神間歩公園では銅鉱山の跡を見学。柿畑を通過しJR日田彦山線との交差を トンネルで抜ける。金辺川に架かる甘木橋を渡り 「見晴らし展望台」で香春岳や竜ゲ鼻を望みながら昼食。切株上ハロウィンの置物が可愛い!タケノコ栽培されている立派な竹林を抜け、六十尺鉄橋展望台では鉄道マニアの気持ちで風景を楽しむ。道の駅「香春」でトイレ休憩。鏡山火薬庫付近でムラサキシキブや美男カズラに出会う。少し荒れた万葉公園を過ぎ、小富士・愛宕山登山口を見送り、ふくろう岩へ。バイパスの法面を下り、貴船神社や上高野観音寺を散策。小川に多くの錦鯉が泳いでいてビックリ!農道やあぜ道を歩きながら田園風景を楽しむ。標識「香春」から見る香春岳、正に故郷の山だと感じた。オルレカウンターで今日の参加者6人をカウントし、時計台のある高野口を通過。伊能忠敬の碑を見て、元光願寺の大クスに圧倒される!延命地蔵尊に参拝し住宅街を通り、香春神社に到着。巨大な山王石に驚く。香春岳一ノ岳から落石したのに社殿に傷が付かなかったとの事、神がかりのように思えた。石の上に置かれた小さな鳥居に石を投げてみた。なかなか上手くいかない。乗った時には思わず笑みが!千年以上の歴史を持つ社殿には、新しい年を迎えるしめ縄が奉納されていた。ここの大イチョウや大クスも立派だった。石段を下り参拝を終了。金辺川沿いを歩きながら、一ノ岳の石灰岩砕石所を眺める。跨道橋を渡り役場前を通過し、ほぼ予定通りの時間にゴール地点のJR香春駅に到着。天気に恵まれ心地よいオルレを体感できた。

矢山の丘の竹林
見晴台から香春岳・三の岳を望む

金山マイナールート

期   日:2020年12月4日(土)
メンバー:12名

【コメント】

 8:55に千石荘から登り始める。坊主沢源流に行く道に下る。沢を渡ってすぐの尾根を登りあがる。(勝手につけた名前 第1尾根)最初は木をつかみながら登る急登。その後、気持ちのいい尾根道になる。最後に急登を登って笹が出てきたら稜線はもうすぐ。笹の中を頑張って登るとブナ林の稜線にポンと出る。いつもながら一般道に出るときは気持ちがいい。 すごい強風と寒さだった。手がかじかむ。ゆっくり登ったので約3時間かかった。その後は、金山山頂で昼食をとる。強風と寒さもあり、美紀尾根は宿題として通常ルートを千石荘登山口まで下る。13:55着。

祖母山、高千穂オルレと神楽 (バスハイク)

期日 11月27日(土)~28日(日)
参加者   14名

1日目(11月27日 土曜)  祖母山   約6時間

10時過ぎに、祖母嶽神社一の鳥居を出発。舗装道路を30分ほど歩き北谷登山口へ。

10:40、トイレ休憩後、帰りの千間平コースとの分岐を確認し、いざ風穴コースに入る。渡渉箇所はお尻を着けばOKだったので一安心した。紅葉の残りが感じられるブナ?林…初めての景色にキョロキョロしながら、だんだん急になる道を頑張って登って行った。

 風穴の梯子を登って「初めての人は風穴を見てきていいよ」と言われたが、寒くてとても見に降りていく気にはならなかった。風穴を過ぎると氷の世界で、霜柱やツララの芸術に歓喜した。アイゼンを付けた下山者に出会い、この先どうなっているか?ちょっと不安になったが、尾根筋に出ると帰りの稜線や遠くの山々の連なりに目をみはった。

 13:20、山頂到着。昼食。360度のパノラマ景色を堪能できた。

 14:10、帰りは千間平コースへ。30分かかって国観峠到着。氷でツルツルの岩を滑り下りながら「怪我をしませんように」と祈りながら慎重に足を運んだ。この30分が一番辛かった。後は快適な登山道で16:10、一の鳥居に到着。

 晩秋と冬の始まりが感じられた祖母山だった。

 高千穂の夜神楽鑑賞…今回参加した一番の動機で一度見てみたくて楽しみにしていた。天の岩戸伝説にまつわる舞(手力雄の舞・鈿女の舞・戸取の舞)と夫婦円満を象徴した舞の4番を鑑賞した。帰り道の夜空の星がきれいだった。

2日目(11月28日 日曜)  二ッ岳   約4時間半

 高千穂のオルレコースが閉鎖されたため、九州百名山の一つ「二ッ岳」に変更になった。

 9:00、林道を出発。20分で富野尾登山口に到着。

 9:30、登山口を出発。標高差300m以上の急登を、つづら折りやロープはあるが片足分しかない岩場など林の中をはぁはぁ息を切らして登る。 

 10:30、煤市黒原林道登山口に到着。コンクリートを打った痩せ尾根を登り、八幡宮の小さな祠を抜け、ヒカゲツツジを見つけながら急登をロープに掴まって登った。

 11:00、山頂標識が見当たらず右往左往。南峰は諦めて昼食。

 11:50、下山開始。堆積した落葉をガサガサ蹴散らしながら、13:20下山完了。

 名前も知らなかった山だったが、自然林は美しかったので、ヒカゲツツジの新緑の頃ならまた来てみたいなと思う山だった。

 想山会の宿泊山行に初めて参加させていただきました。2日間とも良い天気に恵まれ楽しい山行でした。 2日間頑張れたことで、ちょっぴり自信がつきました。参加された皆さま大変お世話になりました。

くじゅう分れ トイレブース視察山行

日  時  2022年1月8日(土曜日)

山  域  くじゅう山系 中岳 御池

参加者  14名 

活動データ  6:00早良→重留・藤崎→7:00天神→7:30基山→10:00大曲登山口~10:59諏蛾守越~ 12:06くじゅう別れ避難小屋(昼食)~13:08天狗ケ城~13:31中岳~14:39くじゅう別避難小屋~16:13牧ノ戸登山口

【感 想】 ① トイレブースの視察と天狗ヶ城、中岳、御池に行って来ました。登山道は雪が残っていましたが、天気が良く寒さはあまり感じませんでした。空気が澄んでいて、山頂では阿蘇山や三郡山地まで見えました。御池は凍った池の上に雪が積っており、想像していたスケートリンクとは違っていましたが、池の上を歩く事が出来て楽しかったです。今回の目的、トイレブースですが、便器の中にネットが張ってあり、そこに携帯トイレをセットする様になっています。バイオトイレと避難小屋の間に2つ設置されていました。冬はバイオトイレが使えないので、いざと言う時に助かります。お天気にも恵まれて、気持ち良く楽しく歩く事が出来ました。ありがとうございました。

【感 想】 ②

福岡想山会のくじゅう分かれの避難小屋再建に当たり、山のトイレ問題協議会で大分県に申し入れていたトイレブースが併設されたという事で、見に行こうという自然保護部の活動として参加する事になりました。
 久し振りのくじゅうは日頃、九州人には縁の薄い雪や氷に、童心に返って戯れる事が出来、雲ひとつ無い青空がくじゅう連山の山々の絶景を輝かせ、阿蘇、祖母等の全ての近隣の山々、遠くは雲仙、英彦山まで、見渡せました。
 くじゅう分かれに着いてトイレブース見学をしました。冬季は低温過ぎてバイオトイレも使えませんが、ブースで、風を除けられます。持参した簡易トイレを丸い穴にはめて使用して、簡易トイレの外側のジップロックに入れて持ち帰る事で、くじゅうの自然を守る事になるとの事でした。

見学、昼食後にくじゅうの一丁目一番地でもある、中岳に登ります。まずは天狗ヶ城からでした。登りは雪も少なく何ともなく、下の御池の銀世界が見えて嬉しく思っていましたが、天狗ヶ城の下山は、雪、石、氷、岩、凍結が斑になった急斜面で、ストックがすぐに折れて使えない状況で派手に転びました。宮本さんよりストックを一本貸して頂き、なんとか転びながらも中岳を経て御池へ。分厚く凍りつつも5cm以上のパウダースノーで全く滑らない不思議な体験をしました。
 帰り道で足が2回攣り、芍薬甘草湯をのんだり、頂きものの塩をのんだりしましたが、攣りは治ったものの急な沓掛山の下山から先は10回以上転げまくり、上西さんをはじめ皆さんに見守られながらの下山で、ご迷惑をおかけ致しました。牧ノ戸登山口に近くなる程、コンクリート登山道の凍結が厳しく、後60mでバスの所で六本アイゼンを付けて下山しました。他の方は70代の先輩をはじめ殆ど転ばない、足もつらない、ノンアイゼンで下山しました。
 運動不足、登山不足、水分補給不足、その上、登山靴が5年経過しているボロボロのソールだった事で、何回も転び、大事に至ら無かったものの脇腹や背中に痛みが有り、大反省しております。

雪景色の沓掛山
中岳・御池から天狗牙城